エッセンシャルオイルについて
エッセンシャルオイルとは?
◆エッセンシャルオイル(精油)
アロマテラピーに使用されているエッセンシャルオイル(精油)は、花・樹木・根・灌木・種子・果皮など、植物から抽出される、芳香物質です。エッセンシャルオイルはそれぞれが、数多くの独特な有機化合物を含んでいて、多くの成分から構成されています。
英語で「essential」とは「不可欠の・きわめて重要な」「本質的な・根本的な・本来の」といった意味をもちます。
植物の中で、エッセンシャルオイルは防衛メカニズムを担っていて、植物を感染から守ったり、昆虫や動物から守ったり、傷ついた細胞組織の再生を促す働きをしているのです。
植物のエッセンシャルオイルに含まれる成分同士の複雑で精巧なバランスが、ユニークな芳香と治癒力を生み出していると言われています。
エッセンシャルオイルは、植物にとって必要不可欠であり、その植物の命そのものの本質であると言え、それをセラピーやリラクゼーション等に用いる時、その成分や芳香が心身に様々な面でバランスをもたらす様に働きかけると言われています。
*精油のことを英語でエッセンシャルオイルと言います。
◆エッセンシャルオイルとアロマオイル
近頃は、様々な日用品や飲料などでも「○○アロマ」「アロマ〇〇」「○〇アロマ配合」というふうに、製品名に使ったり、アロマという言葉を使っているのよく見ますよね。
「アロマ」とは「芳香」を意味します。
ですので、アロマや芳香成分配合と言っても、必ずしも植物成分の天然の香りではなかったりします。製品によっては人工的な合成された香りであったりするのです。
そして、アロマオイルについても、雑貨で芳香目的に安価に販売されているものは植物の純粋なエッセンシャルオイルではなく、薄められていたり色々な石油由来の成分が混入していたり、化学合成された香りであることがほとんどです。
アロマオイルとして販売されていても、製品によっては、必ずしも100%純粋なエッセンシャルオイル(精油)ではないのです。
セラピーグレードエッセンシャルオイルとは?
◆アロマテラピーの3つのモデル
アロマテラピー(芳香療法)には使用する目的と使用方法の違いによって、大きく分けてイギリス式、ドイツ式、フランス式の3つの流れがあります。
*イギリス式
イギリス式のアロマテラピーでは、エッセンシャルオイルを香りの噴霧として使用したり、少量のエッセンシャルオイルを純粋な植物オイルで希釈してマッサージ・トリートメントを行う、リラクゼーションを目的として使用されます。
日本での普及率が高いのは、このイギリス式です。
*ドイツ式
ドイツ式のアロマテラピーでは、エッセンシャルオイルの香りとアロマの化合物が嗅覚によって脳の視床下部や辺縁系に及ぼす影響とその効果から、エッセンシャルオイルを嗅いで使用することに焦点が絞られています。
*フランス式
フランスでは、アロマテラピーは、医療用のエッセンシャルオイルを用い、その成分を利用して、病気の予防や体調不良を改善するための自然療法・代替医療として発展しています。
エッセンシャルオイルの香りを吸入したり、原液でも塗布したり、服用するなどして治療を目的として使用されているメディカルアロマテラピーです。
フランス式の治療目的に使用できるのは、セラピーグレード(治療等級)エッセンシャルオイルのみで、中でもその品質が大変重要になってきます。
一切の人工的な混ざりものの入っていない、完全に純粋なエッセンシャルオイルであり、かつ完全オーガニックの高品質のものでなければエッセンシャルオイルの本来の働きやフランス式本来の治療目的を果たすことができないと言えます。
現在、世界で流通するアロマオイルの内、セラピーグレードのエッセンシャルオイルと認められるのはたったの2%だそうです。
Angelartでセッションやワークショップで使用しているヤングリヴィング社製のエッセンシャルオイルは、厳しい品質基準を満たしていて、フランス式でも使用することが出来る完全に純粋な高品質のエッセンシャルオイルです。
*エッセンシャルオイルのメーカーによって、使い方が異なる場合があります。定められた使用法や注意事項をご確認の上、適切に使用しましょう。